教会には、いろいろな活動が行われています。子供、病人、年寄りの世話、

教育、宣教、研究などのような活動が必要です。こういう活動には、何よりも

献身的に働く気持ちの人が望まれます。

教会の中に、こうした目的のために働く有志の団体が、数多く生まれてきま

した。これらの団体を「修道会」と呼び、教会の認可を得て事業に従事する

ものです。

宣教、教育、福祉に一生をささげたい信徒は「修道者」となり「修道院」に

住みます。

女性の修道者を「シスター」と呼びます。会によって服装は違いますが、

修道会は、プロテスタントでいう宗派と違い、みな、同じカトリックです。

日本には、多くのカトリック系のミッション・スクールや社会福祉事業があります

が、これらのほとんどは、教育修道会によって設立され、その力で支えられて

います。なお、世俗から離れ、修道院で祈りの仕事に従事して一生をすごす

修道会もあります。たとえば、トラピストやカルメル会はそのようなものです。

修道院やシスターとはどういうものですか。